元・怒りんぼかーさんのやまだともこです。
『自己肯定感』という言葉を
知っていますか?
『自己肯定感』とは
自分自身の存在を
長所だけではなく
短所も含めて肯定する
気持ちのことです。
たとえば
「勉強ができるから」とか
「優しいから」とか
優れたところがあることや
褒められるからとかではなく
走るのが遅くたって
泣き虫だって
それでも、いい。
自分には、生きる価値があって
自分は愛されている。
誰かに必要とされている。
と、思える感情のことです。
自己肯定感の強い子は
自分に自信があって
何事にも挑戦できる力を
持っているのです。
あなたは
自分の子どもを
自己肯定感の高い子に
育てたいと思いますか?
今日は
自己肯定感の強い子を育てるために
親ができる3つのこと
をお伝えします。
1.無条件に愛情を伝える
自己肯定感の強い子を育てるために
必要なことのひとつ目は
「無条件に愛情を伝える」
ということです。
その方法とは・・
もちろん、「無条件」ですから
何かができたから
何かに優れているから
という「理由」は必要ないのです。
愛情を伝えるためには
言葉に出すことが大事です。
「大好き」
「愛してる」
「かわいいね」
「生まれてきてくれてありがとう」
「あなたがいてくれてうれしい」
そんな言葉に包まれて
育った子どもは
自分は愛されていると思えるので
自己肯定感が高くなります。
それから、
愛情を伝えることに
言葉が必要ない場合もあります。
たとえば
ただ寝ているだけの
赤ちゃんを見て
思わずしたくなることはなんですか?
見つめたり
微笑みかけたり
抱きしめたり
身体を撫でたり
そんなことではないでしょうか。
言葉で伝えるよりもむしろ
言葉がない表現の方が
伝わりやすいこともありますね。
だから
自己肯定感の高い子を育てたいなら
言葉を使って
身体を使って
「無条件の愛」を
表現しつづけてください。
2.話を聴く
自己肯定感の強い子を育てるために
必要なことの2つ目は
「話を聴く」
ということです。
あなたは
子どもの話を聴いていますか?
「聴く」というのは
身体も、顔も子どもの方に向けて
その話の気持ちに寄り添って
途中で口を出したり
否定をしたりしないで
話が終わるまで聴くことなんです。
途中で
「だからどうしたの?」
とか
「あー。それならこうしたら?」
とか
質問をしたり
アドバイスをすることは
「聴く」とは違うんです。
相手の言いたいことを
言い終わるまで
しっかり、聴く。
聴きながら
「そっか。そうだったんだね。」
「それはつらかったね。」
「楽しかったのかー!」
と、相手の表情に合わせながら
うなずいたり
同じ気持ちになろうとすること。
それが、「聴く」ということです。
私たちだって
たとえば
「子育てが大変!」という
話をしたときに
「もっとこうしたら?」
とアドバイスをされると
否定されたような気持ちに
なることもありますよね?
「大変だよね。がんばってるね。」
って言って欲しいだけなのにー!
って、思ったりすることも
ありますよね?
自分の話を
しっかり聴いてもらうことで
存在を認められている
気持ちが上がります。
話を聴いてもらえることで
「自分には価値がある」と
思える子になるのです。
だから
自己肯定感の高い子を育てたいなら
子どもの話を
最後までしっかりと聴いてください。
3.認める・褒める
自己肯定感の強い子を育てるために
必要なことの3つ目は
「認める」そして「褒める」
です。
最近は
「褒めてはいけない」という
考え方もありますが
私は、褒めることは
大切なことだと思っています。
でも
「褒めるだけ」では、よくない。
必ず「認める」を
心がけることが大事です。
「認める」に関しては
いろいろな方法があって
先におはなしした
「無条件に愛情を伝える」ことも
「聴く」ということも
「認める」ことにつながります。
そして
「あたりまえにできていることに注目する」
というのも
認めることのひとつです。
子どもが成長するにつれて
「あたりまえ」が増えてきます。
たとえば
朝、起きてくること
トイレにひとりで行くこと
ご飯を食べること
着替えること
学校に行くこと
宿題をすること
そんなことに注目して
だから、すごい。とか
だから、えらい。とかではなく
ただ
「ごはん、食べたんだね。」
という声を掛ける。
これが
「認める」ということにも
なるんです。
そして、もちろん
なにかがすごいと感じたら
「すごい!!」
「エライ!!」
「ママもうれしい!!」
って、褒めたり喜んだりする。
こういうことで
子どもは
「自分には価値がある」と
感じていくことができるのです。
だから
自己肯定感の高い子を育てたいなら
子ども行動を
認めたり褒めたりする。
これを心がけてみてください。
自己肯定感の高い子を育てるために
あなたはまず、何をしてみますか?

