元・怒りんぼかーさんの
やまだともこです。
GWが明けましたね。
連休が終わると
特に小1の子を持つママから
こんなお悩みを
複数持ちかけられます。
「うちの子、
学校に行きたがらないんです。」

もっと話を聴いてみると
「不登校」ではなく
「集団登校に間に合わない」
とか
「一人で行くのがイヤだという」
とか
「ママと離れたくない」
とか・・・
「学校(教室)まで送っていけば
どうにか行けるんですが・・・」
みたいな状態のお宅の方が
多かったりします。
1年生にとっては
慣れない学校生活。
大半の子が
疑問もなく順応しているように
見えるかもしれませんが
実は
大半の子が、葛藤をしながら
学校に行っています。
新しい環境で
新しい人間関係で
今まで知らなかったルール・・・
重たいランドセルを
背負って何分も歩いて
座って話を聞いていなければ
いけない時間や
着替えて運動をしなければ
いけない時間があって
・
・
・
・
・
逆に、大人だったら
小学校に1か月通うって・・・
意外と
音を上げてしまう環境かも
しれません。^^;;
そんなところに
6歳の子どもが
毎日通っている。
まずは、
これは、すごいことなんだと
思ってみてください♡

しかし
私たちはどうしても
「普通」を求めてしまうことから
「どうしてできないの?」
と
思ってしまいがちです。
どうして?
みんなはできているのに。
どうして?
私だってやってきたのに。
どうして?
学校に行くことはあたりまえなのに。
「どうしてできないの?」
と。
確かに
みんなが普通にできていることだと
考えてしまうと
ママも不安になりますよね。
しかし、そこで
子どもに対して
「どうしてひとりで行けないの?」と
理由を聞いてみたとしても
出てくるのは、
自分を正当化させるか
親をあきらめさせられるような
言い訳であることが多く
本当の理由には
本人も気づいていないことも
多々あります。
なので、今回はその
「本当の理由」を
探るというよりも
「ママと一緒になら行ける」
という事実に注目して
「どうしたらひとりで
行けるようになるのか」
を
考えていきましょう。
つまり、答えは
「どうして行けないのか」
ではなく
「どうやったら行けるのか」
です。
子どもに対して
この質問をしていますか?
具体的に説明をすると
「どうして行けないの?」
つまり
「Why + cannot」は
できないことに注目し
言い訳を引き出すための
質問です。
それに対して
「どうやったら行ける?」
つまり
「How + can」は
できる可能性に注目し
その方法を引き出すための
質問です。
だから
「どうして行けないの?」
ではなく
「どうやったら行ける?」
なのです。
まずは
(ママと一緒になら)
学校に「行けている」状態なのだから
まずは
「できている部分」に注目!
たとえば
「支度はひとりでできたね!」
「自分の足で歩いてるね!」
「ママと一緒なら行けたね!」
「門から先は
ひとりで行けるんだね!」
「教室の入り口まで行けば
ひとりで席に座れるんだよね!」
など。
できている部分は
たくさんたくさんあるのだから
そこに注目して
認める言葉を掛けましょう。
その上で
「じゃぁ、明日は
どこまで送って行ったら
そのあとひとりで行けそう?」
とか
「あとどのくらいの期間
ママと一緒に行ったら
ひとりで行けるようになりそう?」
とか
「6月には
ひとりで行けるかな?」
とか
「行ける」を前提とした
質問をしてください。
その答えが
「うーーん。わからない。」
だったとしても大丈夫です。
そんなときには
「そっか。先のことだもんね。
わからないよね。」
と
寄り添って
「じゃぁ、たとえば
6年生になったときには
ひとりで通っていると思う?」
「そのときに
通えている理由って何だと思う?」
と
大きい未来の自分の姿を
聞いてみるのも
ひとつの方法です。
その頃に通えていのだとしたら
その理由が
今すぐ手に入る可能性だって
ありますから。^^
その答えが子どもの中で
見つかったときに
突然元気な
「行ってきます!」
と言う声が
聞こえてくる日が
来るかもしれないし
あの交差点まで行けたから
じゃぁ、次は
手前の電柱までにしようか。
じゃぁ、次は
その公園の角まで。。
なんて
徐々に手を離れていく場合も
あるかもしれない。
たまには
「やっぱり行けない」
と言う日が
来るかもしれませんが
とにかく
長い目で関わってみてください。
そのときもとにかく
「できた!」に注目することが
大切です♪
私は
何かができない子どものことで
悩んでいるママに対して
「子どもには
自分のことをどういう人だと
思っていて欲しいですか?」
という
質問をすることがよくあります。
その質問をすると
「『ひとりでも学校に行ける』と
思うようになって欲しいです。」
という答えが
返ってくることが多いのです。
だったら
ママが信じましょう。
「この子は、
ひとりでも学校に行ける!
だって、
これもできているし
あれもできるようになったし
今だって
ここまではできているんだから。
もうすこし!
もうすこしだけ!!
今はただ
少しの助けが必要なだけ。
でも、必ずできるようになる!」
って♡
ママがそんな態度で
子どもに接し続けてください。
その態度が
子どもに必ず伝わりますから。^^
そして
根気よく
子どもの登校に
付き合っている自分自身を
たくさん褒めてくださいね。^^
あなたは、本当にすばらしい♡

